マグダラのマリアの懺悔

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 1638〜43 133.4×102.2cm
メトロポリタン美術館
 
ラ・トゥールはマグダラのマリアを何点も描いていますが、
これはその中の一つです。
この作品では鏡に映るろうそくの炎が印象的です。
ろうそくの光は神の恩寵を象徴します。




夜の明かりのもとのマグダラのマリア

ジョルジュ・ド・ラ・トゥール 1630〜35 128×94cm
ルーヴル美術館
 
ランプの明かりを見つめながら瞑想するマリアです。
彼女は上着がずり落ちてしまっているのにも気づかないほど
神への思いに没頭しています。




マグダラのマリア

ロセッティ 1877 77.95×66.5cm デラウェア美術館
 
ロセッティの描いた「マグダラのマリア」です。
左手に持つのは彼女の持物である香油入れです。
この花はキリスト降誕の折、イエスに贈り物をしたいと願った
羊番の少女のために天使が咲かせた花です。
少女はクリスマスローズの花束をイエスに捧げました。
ロセッティはその少女と、生涯をイエスに捧げたマリアを
重ね合わせてクリスマスローズを描いたのかもしれません。




マグダラのマリア

ロセッティ 1857 テイト・ギャラリー



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