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 20    月夜
更新日時
2005/09/20
 
ましろの月は
森にかゞやく。
枝々のさゝや聲(こえ)は
繁(しげり)のかげに
あゝ愛するものよといふ。
 
底なき鏡の
池水に
影いと暗き水柳。
その柳には風が泣く。
いざや夢見ん、二人して。
 
やさしくも、果て知られぬ
しづけさは、
月の光の色に浸む
夜の空より落ちかゝる。
 
あゝ、うつくしの夜や。
ヴェルレーヌ 「ましろの月」
永井荷風 訳
 
 
イワン・ニコラエビッチ・クラムスコイ 月夜
1880 178.8 x135.2cm



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