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 37    光明のなかの仏陀
更新日時:
2007/12/14
 
あらゆる中心の中心。核の核
内にこもりて熟り(つわり)ゆく扁桃よ―
きみが果肉こそ なべての星に及ぶ
このすべてなるべし。「ようこそ今晩は。」

見よ、きみは感ず、きみが身にかかずろう何物もあらざることを。
無碍遍照のさなか、きみが外皮はあり。
かしこに 果汁やどりて 噴きいでんとす。
そをば 光ありて 外より育てんとしつ。

天上のきわみ きみが星辰の
みちかがよいて廻ればなり。
されど、星辰を凌ぎゆくもの、
きみが身には すでにしてはじまりしなり。

リルケ「光明のなかの仏陀」
星野慎一 訳
 
 
ルドン 若き日の仏陀
1904頃
個人蔵



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