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 36    仏陀
更新日時:
2007/12/14
 
深く聴き入るさま。静寂 幽遠……
歩をとどむれば、なべて虚しく。
み仏は 夜天の星。眼に見えぬ
もろもろの大いなる星、み仏をめぐりてひかる。

あわれ、み仏は万象。げに待つべきか、
その われを見給うことを。などて われらを 求め給わんや。
われら ここに み仏の前に 額ずくとも、
そは ただに ふかく ものうく 獣のごとくいますらん。

われらをば み前に ひれ伏ししむるもの
そは、億劫の年より み仏のなかに めぐればなり。
み仏は 忘れ給う われらの知りつつあることを。
み仏は 知り給う われらの知り能わざることを。

リルケ「仏陀」
星野慎一 訳
 
 
ルドン 仏陀
1908頃 36.44×28.75cm
オルセー美術館



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