こちらの音楽はNocturne様の作成したMIDIをお借りしております。 
音楽:ショパン「子犬のワルツ」


19世紀になると、一般市民の家庭でもピアノを持つようになり、
音楽はより身近なものとなりました。



 
ピアノを弾く少女
ルノワール
1892 116×90cm
オルセー美術館
「ピアノ」の描かれた絵画として
多くの人が真っ先に思い浮かべるものの一つです。
アップライト式のピアノは
一般家庭へのピアノの普及を後押ししました。
当時のピアノには譜面台のそばに
燭台が設けられていたことが
この絵から分かります。
こちらの女性が弾いているのも
家庭用のアップライトピアノのようです。



 
ピアノを弾く若い女
ルノワール
1876
シカゴ美術研究所



 
ピアノの前で
ホイッスラー
1858-59 66.99×91.76cm
アメリカ Taft Museum
ピアノを弾く母と
それを眺める娘の姿と思われます。
彼女が弾いているのがグランドピアノであることから
かなり上流の人物であろうと推測できます。
ゴッホの主治医の娘を描いた作品です。



 
ピアノを弾くマルグリット・ガシェ
ゴッホ
1890 102×50cm
バーゼル美術館



 
ピアノを弾くマネ夫人
マネ
1868 38×46.5cm
オルセー美術館
マネの妻はもともとマネ家にピアノ教師として出入りしていました。
ブルジョワであるマネの家にはグランドピアノがあったようです。