ジョージ・フレデリック・ウォッツ ディアナとエンディミオン コンプトン ウォッツ・ギャラリー 1869-1903 107×128cm 純潔の女神として知られる月の女神ディアナの恋した相手は 美貌の羊飼いの青年エンディミオンでした。 不老不死を願ったエンディミオンは永遠の眠りを与えられ、 ディアナは夜ごと彼のもとを訪れ抱擁します。 永遠に若く美しいまま眠り続けるエンディミオンは「永遠の美」の象徴とされ、 多くの芸術家にイマジネーションを与えています。 ウォッツの作品ではディアナはまるで月そのもののように描かれ、 眠るエンディミオンに寄り添おうとしています。 あたかも地上に満月が降りてきたかのような情景を作り出しています。 数ある『ディアナとエンディミオン』を描いた作品の中でも とりわけ神秘的で魅力的な作品だと思います。 |