ベル・エポックのパリで最もにぎわった場所の一つに 「ムーラン・ルージュ」「フォリー・ベルジェール」などのダンスホールがあります。 ダンスホールには飲食をしながら歌や踊りを楽しむ現在のキャバレーに近いものと 客がダンスを楽しむものがありますが、 ここではプロのダンサーが踊る作品を紹介します。 ![]() ![]() ロートレック ムーラン・ルージュにて ベテランダンサー「骨なしヴァランタン」が新人の踊り子に稽古をつけている場面です。 当時のムーラン・ルージュではショーはステージではなく、フロアで行われました。 ここで踊られたのが「フレンチ・カンカン」の名で知られる「カドリール」という踊りです。 ![]() ![]() 左:ロートレック 踊るジャンヌ・アヴリル 右:ロートレック ジャンヌ・アヴリル ジャンヌ・アヴリルはロートレックのお気に入りのモデルの一人です。 彼女は当時全盛だった集団で踊るカドリールよりも 自分でデザインした衣裳を身につけ一人で踊ることを好んでいました。 当時の踊り子としては珍しく気品と教養ある女性で、 文化人や芸術家とも交流が深かったといわれています。 ![]() ロートレックのジャポニスム趣味が如実に表れた作品です。 ![]() ![]() ロートレック ロイ・フラー ロイ・フラーは主に「フォリー・ベルジェール」で踊っていたアメリカ出身のダンサーです。 ![]() ![]() ![]() フラーの踊りはそれまでのヨーロッパでは見られなかったような独自性の強いものでした。 波打つような動きはまさに「動くアール・ヌーヴォー芸術」だったようです。 |