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ロセッティ レディ・リリス
1868 97.8×85.1cm
デラウェア美術館
 
 
 
リリスとはユダヤの民間伝承に現れる魔女で、
赤子を攫ったり若い男の生き血を啜ると考えられています。

旧約聖書偽典においてリリスはアダムの最初の妻として登場します。
リリスはアダム同様土を固めて造られました。
彼女はアダムに従順な妻ではなかったため、
神の罰を受け、悪魔として楽園を追放されました。
また彼女自身が楽園を捨てて去っていったともいわれています。
その後神はアダムのあばら骨からエヴァを造りますが、
彼女は蛇の誘惑に屈しアダムと共に楽園から追放されることとなります。
エヴァを誘惑した蛇はしばしば女の顔で表されますが、
純真なエヴァにそれまで彼女が知らなかった快楽を教えた張本人こそ
リリスであるとも考えられています。




ロセッティ レディ・リリス
1867 71.1×61cm
The Ransom Center at the University of Texas
 
 
ロセッティは友人に送った手紙の中で
邪悪で危険な女の本性を暴き出すために
鏡を見て化粧するリリスを描いたと述べ、
また単なる神話の登場人物としてではなく
同時代の魅惑的なエロティックな美女を描いたといっています。




ジョン・コリア リリス
1887 237×141cm
アトキンソン・アートギャラリー サウスポート
 
 
この作品はキーツの詩にインスピレーションを受けて描かれたものといわれます。
惜しげもなく裸身を晒し、大蛇の与える愛撫に身をゆだね
恍惚とした表情で愛しげに蛇を抱き寄せています。
官能的な女が悪魔と情を交わす不吉な存在として表されたのは
男性の女性に対する渇望と拒否の感情を
同時に表現するためといわれています。