ユーディットT

グスタフ・クリムト
1901 84×42cm
ウィーン オーストリア美術館
 
「ユーディット」とは旧約聖書に登場するユダヤ民族の救国の女傑です。
クリムトは敵将の首を獲ったユーディットに
「宿命の女」サロメのイメージを重ねて描きました。




ユーディットU/サロメ

グスタフ・クリムト
1909 178×46cm
ヴェネツィア 近代美術館
ユーディットの第2作です。こちらは「サロメ」と題されているように、
完全にサロメとユーディットが一体化した女性像となっています。




サロメ

フランツ・フォン・シュトゥック
1906 117×93cm
ミュンヘン レンバッハハウス美術館
19世紀末から20世紀初頭にかけて活躍したドイツの画家シュトゥックによるサロメです。
モローのサロメが儀式の巫女だとしたら、
こちらのサロメはまさに踊り子といった雰囲気です。




踊るサロメ

フランツ・フォン・シュトゥック
1906 45.7×24.7cm
個人蔵
奥で召使がヨハネの首を捧げ持っていますが、
まるで舞台に立つ踊り子への贈り物のような感じです。