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モロー
エウリュディケの墓の前のオルフェウス
1891頃 173×128cm
ギュスターヴ・モロー美術館
 
妻エウリュディケを亡くし悲嘆にくれるオルフェウスの姿を描いた作品です。
この作品は彼が長年連れ添った恋人、アレクサンドリーヌ・デュルーの死を悼んで制作されました。
最初の構想を示す素描には
「オルフェウス、今は亡き愛しいA.Dの思い出に」と書き込まれています。
 
 
 
 
 
 
モロー
オルフェウスの首を運ぶトラキアの娘
1865 154×99.5cm
オルセー美術館
 
オルフェウスは妻を蘇らせるため黄泉の国へ旅立ちました。
黄泉の王ハデスは彼の竪琴の音に心動かされ、「現世に戻るまで決して後ろを振り返ってはならない」との条件のもと
エウリュディケを現世へ連れ帰ることを許します。
しかし現世へ戻ったと思い、後ろを振り返ったところ、
彼女はまだ片足を黄泉の国に残していたため、黄泉の国に引き戻されてしまいます。
彼はその後さまよい続けますが、バッカス信者の女たちの誘いを拒んだため八つ裂きにされ、遺体は川に投げ捨てられます。
彼の首はトラキアへ流れ着きます。この作品はトラキアの娘がオルフェウスの首と竪琴を拾い上げた場面を描いています。
 
 
 
 
 
 
 
モロー
オルフェウス
1864 21.5×13.5cm
個人蔵
 
上の作品と同じ場面を描いた水彩画です。
首を捧げ持つ女という題材は「サロメ」でおなじみのものです。
それを「オルフェウス」という題材で取り上げたところに、モローの独創性があります。
こちらの作品ではトラキアの娘は月桂冠をかぶり、竪琴を背負うという、詩人あるいはムーサ(ミューズ)のような姿で描かれています。
背景のレモンの木は「悲嘆」を象徴します。