展覧会に行くようになったきっかけ
 
 
 

私が初めて行った展覧会は1991年に大阪の国立国際美術館で開催された「大英博物館展」です。
古代メソポタミアのウル遺跡で発掘された「ウルのスタンダード」を始めとして
エジプト、ギリシア、ローマ、インド、西域、ラテンアメリカ、オセアニアなどの
様々な遺物が展示されており、七つの海を制覇した大英帝国の威光を感じました。
 
これ以後よく展覧会へ行くようになりました。
様々なジャンルの展覧会が開催されますが
「エルミタージュ美術館展」「ルーヴル美術館展」というのは何年か周期で開催されています。
誰でも知っている有名作品から、知る人ぞ知る名画まで様々な作品がやってきます。
そんな中私の印象に残った作品のひとつが、フリードリヒ「葦の中の白鳥」です。
この作品は1995年に岡山県立美術館で開催された
「水の光景―エルミタージュ美術館名作展」に出品されました。
前景に二羽の白鳥を描くなど典型的フリードリヒの画風とは一味違う要素や
何よりもこの薄紅色の空の美しさに惹かれてしまいました。
 
私が展覧会へ行くパターンには
1.「見たい作品がやってくるから行く」
2.「展覧会の内容に興味があるから行く」
3.「たまたま開催されていたので、のぞいてみた」の3パターンがあります。
2005年に行った展覧会でいうと
「ドレスデン国立美術館展」「ベルリンの至宝展」などが1.のパターンで、
「知られざる ベルギー象徴派展」「ギュスターヴ・モロー展」などが2.のパターンになります。
3.のパターンの時には思わぬ良品に出会えることがあります。
たまたま所用で松山へ行ったときに開催されていた展覧会で見ました。


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