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聖エウラリアは304年12月10日にディオクレティアヌス帝の迫害によって殉教した聖女です。

ウォーターハウスはこの作品によって、1885年ロイヤル・アカデミー準会員に選出されました。

聖女の体を短縮法を用いて処刑の場面を衝撃的に表していますが、

凄惨な要素は薄く、飛び立つ白い鳩によって昇天する聖女の魂を表現しています。




この作品は、紀元1世紀のユダヤ人歴史家ヨセフスの著した「古代ユダヤ史」に拠ります。

ヘロデ大王の妃マリアムネは、宿敵ハスモン家の出身でした。

大王はマリアムネを愛していましたが、猜疑心にとらわれ、心ならずも妃に死を命じます。

大王の横の女性はマリアムネに不義の罪をきせた王の妹サロメです。

王妹サロメはいくつもの陰謀に暗躍した邪悪な女性でした。

ウォーターハウスはマリアムネを振り向かせることによって、登場人物の心のうちを表現しています。

「マリアムネ」はウォーターハウス全作品中最大の作品です。

この作品はパリ万博で賞を獲得したほか、海外の複数の展覧会に出品されました。




聖カエキリアは2〜3世紀のローマのキリスト教徒で純潔の請願を立てており、結婚後も純潔を守ることを望みました。

婚約者は彼女の守護天使を見せてくれたらその条件をのむと告げたところ、天使が現れ二人に薔薇と百合の冠をかぶせました。

婚約者もキリスト教徒となり二人は結婚しますが、キリスト教が禁じられていた時代であったため、二人とも殉教します。

聖カエキリアは音楽の守護聖女として知られており、オルガンに向かう姿やハープやリュートを持つ姿で表されます。

ウォーターハウスの「聖カエキリア」はテニスンの詩「芸術の宮殿」に想を得たもので、

“魂”が住む宮殿のタピストリーの一枚に織り込まれた絵柄を表しています。

海を臨む街、天使の奏でる楽に耳を傾けながらまどろむ聖女の姿です。彼女の持物であるオルガンも描かれています。

この作品を制作した1895年にウォーターハウスはロイヤル・アカデミーの会員に選出されました。




中世以来多くの画家に描かれてきた「受胎告知」の場面です。

ガブリエルはマリアの純潔を象徴する白百合を携え、庭先にいるマリアの前に現れます。

19世紀の画家の描く「受胎告知」ではマリアとガブリエルは視線を合わすことがない場合が多いのですが、

この作品ではガブリエルはマリアよりも低い位置にいて、マリアに向かって祝福の言葉を告げています。