ファン・エイク兄弟 奏楽の天使たち
(ゲントの祭壇画:部分)
1432 164.5×71.5cm
ゲント 聖バーフォ聖堂
 
 
 
 
豪華な衣裳をまとった翼のない天使たちが描かれています。

天使の一人はパイプオルガンを弾いています。
オルガンはキリスト教会が神の栄光に送る賛美を象徴するために
用いられたもので
音楽の守護聖女カエキリアが魂を満たす和声をあふれ出させるために
発明したと伝えられています。

精密に描かれたオルガンからは本当に音楽が響いてくるようです。
 


 
 
 
 
 
 
 
 
ファン・エイク兄弟 合唱する天使たち
(ゲントの祭壇画:部分)
1432 164.5×71.5cm
ゲント 聖バーフォ聖堂
 
 
 
 
表情豊かに歌う天使たちが描かれています。

北方のヴァザーリと呼ばれる「画家評伝」の著者マンデルは
8人の天使たちがソプラノやアルト等どのパートを歌っているか
見分けられるとこの作品を評しています。

この天使たちはファン・エイクの得意とする驚異的な細密描写により
まさにそこに生きているかのごとき存在感を醸し出しています。
 


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